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季節の変わり目になると、気圧の変化などで体調を崩される方がおられますが、梅雨の時期にも下記のような症状を訴えられる方が多くなります。
梅雨時期の場合、気圧の変化だけでなく湿気による原因も考えられますので、その原因と対策についてまとめてみました。
季節の変わり目による気圧の変化は、梅雨時期に限らず季節の節目で起こります。
この時期の体調不良は「気象病」とも呼ばれており、気圧の変化によるストレスを回避しようと自律神経が活性化します。
ところが、血管を収縮させ、心拍数を高め、身体を興奮させる「交感神経」と、血管を広げて身体を鎮静化(リラックス)させる副交感神経のどちらかが急に活性化するため、自律神経のバランスが崩れて体調不良の原因となります。
交感神経が活性化すると…、神経が過敏になり、痛みを感じやすくなる。
副交感神経が活性化すると…、身体がだるくなる。眠気に襲われる。免疫力が低下する。
※詳細な症状は後述。
人間の身体が湿気にさらされると、皮膚を通して不必要に水分が溜まりやすくなります。
身体に取り込む水分量が多くなり過ぎると、通常は尿や汗として排泄されますが、体内の水分吸収・排泄がうまく調節できない「水湿」という状態になる事により、体のむくみや頭痛、めまい、食欲不振などを引き起こす原因となります。
また暑くなることで水分の取り過ぎによる原因も考えられます。
特に普段から胃腸が弱い方は、食欲減退や下痢など胃腸が悪くなりやすくなります。
▼水分の取り過ぎによる主な症状
気圧変化による体調不良は、自律神経の活性化によるものが大きな要因ですが、これに伴い自律神経の中でも「交感神経」と「副交感神経」の活性化によるパターンがあります。
【交感神経が活性化し過ぎると…】
血管を収縮させるので血流が悪くなります。血流が悪くなると下記のような症状が起こりやすくなります。
【副交感神経が活性化し過ぎると…】
血管を拡大させるので血流が良くなります。その結果「血圧の低下」「心拍数低下」となり血流のスピードが遅くなります。
血流のスピードが低下すると代謝が悪くなり、有害物質が体に溜まりやすくなるため、下記のような症状が起こりやすくなります。
対処法としては、薬に頼るよりもまず「生活習慣の見直し」をする事が一番です。
生活習慣の乱れにより、自律神経も乱れてしまいますので、自律神経を整えるために下記の事をしっかり行うようにしましょう。
朝起きてしっかりご飯を食べる事で、身体が起きます。
ダイエットや朝起きれなくて朝食を抜く方がおられますが、自律神経を整えるという意味合いでは、これはよくありません。
朝から食べられない方は、ヨーグルトやバナナなど、軽いものでいいので少しでも口に入れる習慣をつけましょう。
下記の記事は朝食を抜く事で起こるメリット・デメリットについて解説されていますので、参考にしてみて下さい。
▼朝食抜きの影響についてメリット・デメリットを解説! ( ※別サイトに飛びます)
https://fumakilla.jp/foryourlife/160/
自律神経をすぐに整える方法として、最も優れた方法は「入浴」です。
特に夏場はシャワーで済ませてしまう方も多いですが、シャワーだけでは身体を部分的にしか温めないため、汗を流す・体を洗う以外の効果は薄いです。
交感神経の活性化による症状が出ている方は、少しぬるめのお湯(37~39℃程度)に、10分から15分程度浸かるのがよいです。
副交感神経が優位になり、気持ちがリラックス状態となるため睡眠の質もアップします。
逆に副交感神経の活性化による症状が出ている方は、少し熱めのお湯(42~44℃程度)に、3~5分程度の無理のない時間浸かるのがよいです。
交感神経が優位となり、心拍数・血圧が上昇します。
腸内環境を整える事が、自律神経を整える事に繋がるのは、腸をコントロールしているのが自律神経だからです。
腸だけではなく、心臓の働き(血液の循環)、肺の働き(呼吸)、胃腸の働き(食べ物の消化・吸収)など、私たちが無意識で動かしている部分は、自律神経がコントロールしています。
ですので、それらの臓器にとって良い事をする事で、自律神経を整える事に繋がるのです。
これらの臓器の中でも特に「腸内環境を整える」という部分を主眼に置くのは、腸内環境の悪化によって様々なデメリットが起こりやすいからです。
腸内環境が悪化すると、下記のような事が起こります。
腸内環境の悪化は、食べている物によっても影響しますが、ストレスや生活習慣の乱れ、加齢によるところも原因として挙げられます。
下記の記事に腸内環境と自律神経の関係や対処法について書かれていますので、参考にしてみて下さい。
▼腸内環境と自律神経を整えて生活習慣病にならないキレイな血液に!( ※別サイトに飛びます。)
https://www.bee-lab.jp/health/201303/index.html
身体の血液循環が上手く循環している状態は、自立神経や体内の臓器が上手く機能しているという事に繋がります。
血液循環が上手くいかなくなる原因には、自律神経の乱れによるものもありますが、それ以外の原因として「運動不足」が挙げられます。
特にお仕事がデスクワークで、1日の中で座っている時間が長い方は要注意です。
長時間座っていると、足を曲げている状態ですので、上半身から下半身に血液が巡りにくく、下半身から上半身に血液が上りにくくなります。
また筋力の低下や疲労蓄積、肩こり、腰痛、冷え性、頭痛、関節痛など様々な症状が起こる原因にもなります。
しかし運動する時間がない方や、運動が苦手で長く続けられる自身がない方もおられるので、毎日短時間で一つだけやるとするならば「スクワット」が効果的です。
スクワットは、下半身のほぼ全ての筋力を同時に鍛える事ができます。また姿勢矯正やお腹周りの筋肉も鍛えられます。
正しいスクワットのやり方については、下記の記事を参考にして下さい。
▼レッツ体操 正しいスクワット
https://www.min-iren.gr.jp/?p=48021
※腰痛や関節痛の方はひどくなる場合がありますので、無理に行う必要はありません。
前述のスクワットによる足腰を鍛えるという事と関連しますが、1日30分~1時間程度、散歩をするのも血流が良くなりますので非常に効果的です。
スクワットはどちらかというと、短時間に追い込む筋トレになりますが、ブラブラ散歩する事で気持ちの整理やリフレッシュの意味合いもあります。
なお運動を主目的として歩く場合は、少し速足で1日30分前後歩くのも効果的です。
梅雨時期で雨が多い場合は、仕事帰りにショッピングモールなどの広い屋内を歩き回るのもいいでしょう。
症状がひどく、今すぐ何とかしたい場合、有効な市販薬として「酔い止め薬」を服用するのも効果的です。
酔い止め薬に配合される抗ヒスタミン剤「マレイン酸フェニラミン」「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」「塩酸メクリジン」には、嘔吐の衝動を抑える効果の他、自律神経の活性化を抑制する効果があります。
▼トラベルミン1:3錠入
梅雨時期の多湿による体調不良の主な症状は下記になります。
対処法としては、まず室内の除湿です。
観葉植物には、「空気中の有害物質の吸収」「マイナスイオン濃度上昇」「カビ、バクテリアの抑制」などの効果もあります。
エアコンは冬場から梅雨までの間、運転しない事が多いため、ホコリや雑菌が溜まりやすくなります。
そのまま使い始めると、エアコンに溜まった雑菌やカビを部屋中に散布する事になりますので、なるべくはエアコン掃除を行った後に使い始めた方がいいです。
また除湿・冷房を使用後、エアコンを切る場合は、一時間程度、送風モードで運転してから切るようにしましょう。
そうする事でエアコン内に溜まった水滴を乾燥させることができるので、カビの繁殖を抑制する事ができます。
梅雨時期は多量に汗をかいていなければ、水分補給は少し控えめにし、洗濯物の室内干しを浴室干しに変えるなど、なるべく室内乾燥を行うようにしましょう。
梅雨時期の漢方薬でおすすめなのが「五苓散(ごれいさん)」です。
体内の水分循環を良くして無駄な水分を取り除く作用があります。「口が渇くが、尿量が少ないな」と感じた場合を目安に飲むとよいでしょう。
▼テイラック:24錠入(五苓散)
▼クラシエ五苓散錠:180錠入
梅雨時期の体調不良の原因として、多湿や気圧変化による自律神経のバランスの乱れを挙げましたが、自律神経の乱れでいうと、それ以外にも「精神的・肉体的のストレス」も原因として考えられます。
これらのストレスは、仕事や家庭内での問題など人によって様々です。
「旅行や温泉に行く」「カラオケで歌う」「ドライブする」「家でゲームする」「スポーツをする」「趣味に没頭する」「家でゴロゴロする」など
ストレス発散の方法は人によりけりで、何かご自身で発散する方法を見つけておく事が第一ですが、いずれにせよ、まずは「発散する時間」を作る事が重要です。
多忙でやりたい事ができないというのもストレスの大きな要因の一つですが、それによりさらに睡眠が不足すると、精神的にもイライラしてしまいますし、集中力が欠けて仕事や学業への影響など悪循環に陥ります。
多忙な時は、交感神経が高ぶっている時ですので「ぬるめのお風呂に入る」「ヒーリング系の曲を聴きながら寝る」など、副交感神経を高め、身体をリラックス状態にする事がストレスの軽減につながります。
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