「肥満」と「肥満症」の違いをご存知ですか?
「肥満」とは脂肪が蓄積し太っている状態のことで、疾病を意味するものではありません。
これに対して「肥満症」は「肥満」であることにより健康を害する合併症が起きている、あるいは起きると予測され、減量が必要な状態のことです。
「肥満」と違って「肥満症」は疾病であり、医学的に治療が必要です。
BMI(Body Mass Index)は、身長と体重で算出される肥満の目安です。 BMI値が
22前後が最も病気になりにくい数値とされています。BMI
は次のような式で求められます。
肥満指数(BMI)= 体重 kg ÷ (身長 m ×身長 m )
※身長は「メートル」に換算して計算してください。
もしくは「センチメートル」のまま計算して最後に10000をかけてください。
肥満症改善薬として市販されている漢方薬には、以下の種類と効果があります。
大柴胡湯 |
がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘の傾向のあるものの次の諸症:肥満症、高血圧に伴う肩こり・頭痛・便秘、肩こり、常習便秘、胃炎 |
防風通聖散 |
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
|
防己黄耆湯 |
色白で疲れやすく、汗のかきやすい傾向のある次の諸症:肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、関節痛、むくみ |
大柴胡湯
防風通聖散
防己黄耆湯